前立腺について

前立腺について

前立腺が分泌する前立腺液は射精された精液の中の精子を保護し、エネルギーを補充します。
精液は前立腺液、精巣からの精子、精嚢から出る液体が混ざったものです。

 

高齢になると生殖能力が必要ないので、普通は前立腺が小さくなります。
しかし加齢と共に肥大化する事がしばしばあり、尿に関する多くの障害が出ます。

 

前立腺は膀胱の下にあり、内部を尿道が貫いています。
前立腺が肥大化すると尿道が圧迫され、排尿しづらくなったり頻尿になったりと色々な症状が出ます。

 

昔は日本人男性の多くが高齢になるにつれて前立腺が小さくなりました。
しかし近年は食生活の欧米化や質が向上により、肥大する人が多くなりました。

 

40〜50代で何らかの症状が出始め、60代では頻尿や放尿力低下などが起こります。
80歳までに80%以上の男性が前立腺肥大症になります。

 

多くの男性が最終的に前立腺肥大になる為、一種の老化現象であり、男性の更年期障害の1つとも呼ばれています。

最も大きな問題は排尿障害です。

●尿が出にくい。
●昼夜問わず頻尿になる。
●排尿後に尿が残っている残尿感。
●我慢出来ずに尿漏れ。

 

夜中の頻尿から始まり、段々重い症状になります。
症状の程度で第1期から第3期に分けられます。

 

肥大した前立腺が尿道を圧迫して起こる病気なので、がんではなく良性です。
命の危険はありませんが、放置すると最終的には尿が全く出せない尿閉になります。

 

主な症状は排尿障害ですが、関連する様々な症状が出ます。
症状の重さもそれぞれ違いますが、共通した症状が多くあります。

 

●排尿開始遅延:尿が出るまでに少し長めの時間がかかる。
●尿線細小:尿線が細くなってチョロチョロとしか出ない。
●尿線分裂:尿が散って便器を汚す。
●排尿終末時滴下:尿の最後でピタリと止まらず、ポタポタ出る。
●残尿感:排尿が終わっても出し足りずに残っている。
●排尿頻拍:頻繁に尿意が襲う。
●頻尿:頻繁に尿意に襲われ、トイレに行く回数がとても多い。
●夜間頻尿:夜寝た後、尿意で何度も目が覚めてトイレに行く。
●尿混濁:尿が黄色透明ではなく、混濁して汚れている。
●閉尿:最終的に出る症状で、尿がほとんど出なくなる。